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面積 : 0,80ヘクタール
ブドウの年齢 : 40 年
平均年間生産量 : 7 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
このワインは、二つの畑から収穫されたぶどうで造られる。 一つはヴォーヌ=ロマネ、もう一つはニュイ=サン=ジョル ジュにあり、どちらの畑も国道 74 号の東側、丘の麓に位置す る。表土は粘土と沖積土が混じり合ったもので、下層土はプ レイストセーヌ期の砂や細かく砕かれた小石で構成されてい る
面積 : 0,92ヘクタール
ブドウの年齢 : 40 年
平均年間生産量 : 6 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
このキュベは、《オー・レア》《オ=ドシュ・ド・ラ・リヴ ィエール》《ラ・コロンビエール》の三つの畑から造られ る。これらの畑は皆、ヴォーヌ=ロマネ村の住宅街からほど ないところに位置する。 オー・レア以外の二つの畑の土壌は、石灰質のコングロメラ (礫岩)とオリゴセーヌ期の粘土から成っている。鮭(ソー モン)のようにピンク色をしていることから、「コングロメ ラ・ソーモン」と呼ばれている。一方、《レ・レア》は、バ ジョース階(ジュラ紀半ば頃)の非常に硬い石灰の上にあ る。 石灰の塊と混ざりあった泥灰土から生まれるこのワインは、 とても優しく、非常にエレガントである。
面積 : 0,69ヘクタール
ブドウの年齢 : 50 年
平均年間生産量 : 5 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
シャンボールにある私たちの最も広い区画(42 ares)は、《レ・ザルジリエール》の中にある。「 アルジリエール」とは「粘土質の土地」という意 味で、ここではその名の通りの土壌となっている 。 《レ・ミュジニ》の北側に隣接し、シャンボール の谷の入り口にある。 この畑から生まれるワインは、力強く、村名クラ スのシャンボールにしては希少な凝縮感を持って いる。むしろプルミエクリュのような印象さえ与 える。 この他にも四つの小さな区画が、《ナゾワール》 《マラディエール》《モンビ》という畑の中にあ る。これらの畑は皆、扇状に広がる谷の出口の沖 積地にあり、下層土は石が多く、水捌けが非常に 良い。
面積 : 0,82ヘクタール
ブドウの年齢 : 40 年
平均年間生産量 : 5 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
このキュベは四つの畑から構成されており、全てニュイの町 の北側に位置する。 各クリマ(畑)の特徴は以下の通りである。
《レ・ザテ》: ムザン川渓谷の沖積地にあり、褐色の深い 表土で覆われている。
《レ・ラヴィエール》: 「ラーヴ」と呼ばれる平たい石が 見られる土壌。この石は昔、屋根を作るのに使われていた。
《レ・バ・ド・コンブ》:「谷の下」の意。ヴォーヌ村との 境界線にあり、レアの小さな谷の上方にあたる。
《ラ・ペリエール・ノブレ》:「ペリエール」は採石場を意 味する。この畑は丘の頂上付近の急斜面にあり、下層部はウ ーリット・ブランシュ(白い魚卵状石灰岩)の硬い石灰から 成っている。 これらの畑をブレンドして出来たワインは、エレガントに仕 上がっている。ニュイにしてはタンニンがかなりしなやかで、 ヴォーヌとニュイの中間的な特徴を持っている。
Les Chaliots
面積 : 0,82ヘクタール
ブドウの年齢 : 40 年
平均年間生産量 : 5 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
この畑の名前は「シャイユ」(小石)に由来してい
る。畑はニュイの町より南側、扇状の沖積地にあり、
石がとても多い。表土は粘土質で石灰が少なく、シャ
イユや珪素が豊かに存在する。また、赤みがかった一
種のシレックス(火打石)がところどころに見られ
る。
この土壌の性質はとても変わっているので、単独でキ
ュベを造ることを試みた。こうして出来たワインは素
晴らしいミネラル感をもち、一つのフルーツを思わせ
る非常にピュアな芳香を放つ。また、しっかりとした
酸と強いコシを持ちあわせるため、長期熟成の潜在能
力を豊かに感じさせるワインである。
En la Rue de Vergy
面積 : 0,23ヘクタール
ブドウの年齢 : 25 年
平均年間生産量 : 1 500 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
この畑は険しい急斜面にあり、かの有名な《クロ・デ・ランブ レイ》の南の壁沿いに伸びている。そこにはとても古いヴェル ジ通りがあり、かつてモレ村とヴェルジの丘をまっすぐに繋い でいた。 当時この場所にはヴェルジ卿の城とサン・ヴィヴァン修道院が 建っており、12~18世紀にかけて地方で支配的な権力を振るっ ていた。 1980年代になると、この畑は全体的に整備され、再びぶどうの 植え付けが行われた。30~35cmの表土は非常に多くの石を含む 粘土質で、下層にコンブランシアンの石灰が横たわっている。 この畑の土壌は軽く、フィルターのように素早く水をしみ通 す。ワインは優しく繊細で、非常にエレガントである。 INAO(アプラシオン統制機構)によって、プルミエクリュへ の昇格が審査されている。 1995年、ミシェルは、ぶどうの木が3歳の時にこの畑を買っ た。この呼称のもとで販売を開始したのは、2000年のヴィンテ ージからである。
La Platière
栽培面積 : 0,33ヘクタール
平均樹齢 : 45年
年間平均生産量 : 1500本
ブドウ品種 : ピノ・ノワール
ブドウ畑の位置 :
畑の区画は『ラ・プラティエール』というリューディ にあり、ラヴォー渓谷の扇状地の下方に何千年もの時 間をかけて運ばれた泥土と沖積土が混ざりあった土壌 です。これはジュヴレ・シャンベルタンの村名アペラ シオン全体に主に広がっている土壌で、ここから造ら れるワインはボディがしなやかで奥深く、単なる村名 クラス以上の品質が整っています。
面積 : 0,27ヘクタール
ブドウの年齢 : 35 年
平均年間生産量 : 1 200 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
このワインは二つの畑から造られている。《レ・ヴィニ ュロンド》《レ・ミュルジェ》という名で、互いに近 く、どちらもニュイの町の北側に当たる。丘の斜面の下 部3分の1のところに位置し、表土は砂っぽく、非常によ く水をしみ通す。
このワインの特徴は、ニュイのプルミエクリュらしい力 強さと、溶け込んだタンニンがヴォーヌの近隣であるこ とを思い起こさせる、二元性にある。熟成の遂げ方は秀
逸である。
Aux Brûlées
面積 : 0,63ヘクタール
ブドウの年齢 : 40 年
平均年間生産量 : 4 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
この畑は、グロ家が所有しているリシュブールの区 画の北側に隣接している。「ブリュレ」とは「焼け た」という意味で、土壌の水捌けの良さが畑の名前 に由来しているようだ。おそらく、夏の間に表土が 乾燥して、そこに生えていた植物が短期間のうちに 焼けたように枯れたのだろう。 小石を非常に多く含む表土は30~35cm程度の深さで 、下層土は、プレモー村でとれる石と同タイプの硬 い石灰である。 このワインには素晴らしいミネラル感があり、リシ ュブールと同系列の印象を与える。もっとも、リシ ュブールとこの畑を分けているのは幅3mほどの一本 の道に過ぎない。しかし、表土がリシュブールより 浅いため、タンニンがやさしく、比較的早く飲み始 めることができる
Clos des Réas Monopole
面積 : 2,12ヘクタール
ブドウの年齢 : 40 年
平均年間生産量 : 10 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
この畑は私たちがモノポール(単独)で所有しており、1860 年にアルフォンス・グロが購入したものである。ラベルにあ る挿絵は当時のものだ。つまりその頃から、私の祖先たちは このワインを瓶詰めし、蔵元で販売していた。 世代交代を経ながら、このラベルは次の名を掲げてきた。 ● グロ・ゲノー、
● グロ・ルノド、
● ルイ・グロ、
● ジャン・グロ、
● そして1996年からはミシェル・グロである。
この畑を囲む三角形の壁は村の東側に伸びていて、その中腹 には巨大な門が堂々と立っている。非常に古い小さな家が壁 の北側の隅にあり、村役場の広場に面している。 クロ・デ・レアは、レアの谷から突き出た小さなふくらみの 上にある。下層土はオリゴセーヌ期のコングロメラ・ソーモ ンで、泥灰土と混ざり合った石灰の塊が多く存在する。こう いった特徴の土壌が起伏しているので、水捌けは素晴らしく 良い。 このような泥灰土の畑から生まれるワインは、タンニンがし なやかで、エレガントな芳香を放つ。酸が比較的弱いので、 若いうちから楽しむことができる。しかし飲みやすいという 印象によって判断を誤ってはならない。このワインは完璧な までに均整がとれているため、実のところ10~15年にわたっ て果実味やフレッシュ感を保ち続ける。
Grand Maupertuis
面積 : 0,20ヘクタール
ブドウの年齢 : 30 年
平均年間生産量 : 1 000 本
ブドウの種類 : ピノ・ノワール
ブドウの木の場所 :
この畑はクロ・ヴージョ上方の壁際《グラン・モーペルチュイ》 という区画の中にあり、グラン・ゼシェゾーとは境界線上にある 。 ジャン・グロが1967年に、当時11歳になる息子ミシェルの名で購 入した。今日では従兄妹のアンヌ・グロが同じ畑のワインを造っ ており、両者の区画は縦長に隣接している。 1985年、厳しい霜の害にみまわれ、ぶどうの木を全部引き抜かな ければならなかった。1987年、116- 49番の台木に115番のクローンを接ぎ木し、再び植えつけを行っ た。この結果、非常に早熟なぶどうが得られるようになった。 この区画からできるワインの特徴は、タンニンがとてもしなやか で酸が比較的弱いことである。実際しっかりとした凝縮感がある にもかかわらず、若いうちからワインを楽しむことができる。そ のうえ10~15年間、非常に良い熟成を遂げる。
Les Loachausses
畑の面積 : 0.37ヘクタール
ブドウの年齢 : 30歳
平均年間生産量 : 1 500 本
ブドウの種類 : Pinot Noir
ブドウの木の場所
私たちのエシェゾーの区画は、『レ・ロアショス』というリューディにあり、作付面積は37.6アールです。この区画はグロ家がヴォーヌ・ロマネに定着して三代目になるルイ=ギュスタヴ・グロの息子ルイ・グロが1910年~1930年の間に購入したものです。彼は人生の終盤に合計2.5ヘクタールの『レ・ロアショス』の複数の区画を一箇所に纏める事に成功しました。近隣の区画との違いは、ブドウ樹の列が南北の方向に整えられている事で、表土が深くて粘土の比率が高く、その大部分は1995年にドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールによって植え替えられています。
畑の面積 : 0.41ヘクタール
ブドウの年齢 : 30歳
平均年間生産量 : 1 500 本
ブドウの種類 : Pinot Noir
ブドウの木の場所
リシュブールの区画は41.43アールで、最北端の『レ・ヴェロワイユ』または『リシュブール』と呼ばれるリューディにあります。これは1882年にルイ=ギュスタヴ・グロが購入したものです。彼が購入したリシュブールは約2ヘクタールの広さがありましたが、一部は『クロ・デ・ヴェロワイユ』と呼ばれた区画で、今でも一部の壁が残っています。19世紀末にはこのリューディは一様にその名で売られており、元来リシュブールとは別の区画とされていました。1924年、つまり1936年のAOC公布以前に、公的にリシュブールに含まれた区画です。